多くの自治体や健康保険組合では、4月から「特定健診」がスタートします。

特定健診ってなんだ？？と思った方も「メタボ健診」と言われればピンと来るでしょう。

メタボの基準でよく知られるのが腹囲測定ですが、メタボにならないためには腹囲以外にも気にしなければならないことがあるのです。

☆　メタボの基準は何？？

「腹囲が85センチを超えたらメタボらしいよ・・」とまことしやかにささやかれています。

男性は85センチ、女性は90センチが上限とされていますが、ご安心ください（？）、この数値を超えた瞬間に「あなたはメタボです！」と認定されるわけではありません。

メタボ健診であなたがチェックしなければならないのは、以下の4項目です。

１．内臓脂肪蓄積　　おへその位置での腹囲が、男性85センチ以上・女性90センチ以上

２．高脂血症である　　  中性脂肪値 １５０mg/dl以上

ＨＤＬコレステロール値 ４０mg/dl未満

これらの一方あるいは両方にあてはまる。

３．高血圧である　　収縮期血圧１３０mmHg以上　もしくは、拡張期血圧８５mmHg以上

４．高血糖である　　空腹時血糖値　１１０mg/dl以上

（※簡易的に記載していますので、詳細は受診する医療機関での説明を聞いてください）

このうち2つ以上があてはまると、再検査や指導など、改善に向けたプログラムのレールの上に乗せられてしまいます。逆に言えば、ウエストが太いだけでは即メタボとはならないのです。

☆　語源を調べれば意味が分かる！

「メタボリック」って何なのか？調べてみますと「metabolic」という単語には、肥満や病気というニュアンスはなし。＜metabolic syndrome＞で「代謝症候群」という意味合いになります。つまり代謝が悪くなることで引き起こされる様々な症状を抱えることが、「メタボ」だということです。

メタボ対策に有効なのは有酸素運動や適切なダイエットだという、漠然とした知識はどなたもお持ちかと思います。しかし、なぜ有酸素運動でダイエットなのか？まではなかなか考えません。言葉の意味を知れば「代謝をアップさせることが第一なのか！」と理解できますね。

☆　痛みもメタボも前もって予防を

メタボにならないよう予防し、健康体でいるためには、健診前だけ無理なダイエットや過度な運動をするのではなく、日頃から代謝を維持させる工夫をすればいいのです。そもそもメタボ健診は、様々な病気を防ぐために設けられた検査ですから、メタボ予防は「病気の予防の予防」ということ。

痛みが出る前にお体のお手入れをするのと同じように、病気を防ぎ、いつでも健やかにいられるように日々気を付けておけば、メタボ健診も病気も怖くなくなりますね！

腹囲が基準を超えていると、標準の方に比べて常に腰に負担がかかります。
メタボだと言われていて慢性的な腰痛の方は、メタボを改善すれば、今よりも楽な状態になるのではないでしょうか？

からだ回復センター湖西では、施術はもちろんのこと、生活習慣の改善のためのアドバイスも行っております。慢性的に痛みのある方や健康に不安のある方はご相談ください！