「毎日食べるのだから、毎日出すのが自然。だから便秘は改善しなきゃ」と、

これは誰もが思うのですが、逆に「いつも下り気味」の症状は放っておかれがち。

あなたのお腹はいかがですか？

• 慢性的な下痢を放置しない

何かの拍子に下痢をすると、普段便秘気味の人は特に「まぁ、出ないよりいいや」と考えるようです。

しかし本当にいいのでしょうか？下痢の原因を考えたことはありますか？

食べすぎや飲みすぎ、特に冷たいものを一気に飲んだりした時に一時的に下痢になることがあります。

また体質的に合わないものを口にする（例えば牛乳など）ことでお腹が下ることもあります。

そんな一時的なものではなく、食べ物などで特に思い当たることがないのに下痢をしてしまう人、

緊張したり長時間乗り物に乗ったりするとお腹が痛くなる人は、

下痢について真剣に改善を目指すべきでしょう。

 

腸はただ便を出すだけでなく様々な機能を持っており、「第二の脳」とも言われています。

ですから、腸の調子が悪いということは、心身の全体的な調子が悪いということ。

「あーあ、また下っちゃった。でも出ないよりいいか」で済ませるのは、体の不調を放置することになります。

出ないのは良くないですが、出すぎるのも良くない、ということを心に留めておいてくださいね。

• 過敏性腸炎とは

突発的に起こる下痢の原因の一つとして考えられるのが、過敏性腸炎です。

過敏性腸炎とは、消化管に炎症やポリープなどが無いにもかかわらず、

腸が精神的ストレスなどの刺激に対して過敏に反応し、急におなかが痛くなって下痢をしたり、

逆に便秘が続いたりというような便通異常を慢性的に繰り返す病気です。

現代病ともいわれ、例えば、

①満員電車のストレスでお腹が痛くなる

②乗るたびに「また痛くなるかも」と不安を感じる

③電車に乗るだけで腹痛が起きるようになる

という悪循環につながることもあります。

 

 

ストレスを取り除け、というのは無理な話ですが、

下痢止めを常備することで安心感を得たり、

意識的に睡眠時間を増やし食事の栄養バランスを考えて

「体にいいことしてるな」と自信をつけたりすることで、

心の負担を減らすことはできます。

自分は腸にいいことしているぞ！

と自覚することが、改善の第一歩と言えるでしょう。

また、骨盤が歪むと、歪んだ骨盤の上に腸が乗っかるわけですから腸の働きが弱まります。

下痢や便秘の症状の他に、腰痛の原因にもなりますので注意が必要です。

骨盤調整を行うのも改善に役立つかと思います。

不安なことがありましたらご相談ください！