ストレスと上手に付き合う 湖西市の整体 からだ回復センター湖西

ストレスについて、アメリカでこんな興味深い調査結果が出ているそうです。

「ストレスは健康の害になる」と信じていた人たちだけに死亡率が増加し、そう思わない人たちのリスクは変わらなかった、と。

つまり、ストレスが多いか・少ないかではなく、ストレスが健康に関わると思っていること自体が危険だ、ということですね。

あなたはストレスと、どう付き合っていますか?

  • ストレスコーピングとは?

ストレスは溜めたくない、できたら感じたくもないもの。

でも実際に、ストレスゼロの環境なんて存在しません。

生きていれば何かしらのストレスにさらされることは必至です。

そこで、多くの人が「ストレス解消法・発散法」を探そうとします。

それも悪いことではありませんが、あくまで対症療法に過ぎず、ストレスの原因がなくなるわけではありません。

「ストレスコーピング」という言葉を聞いたことはありますか?

コーピング(coping)とは、「問題に対処する、切り抜ける」という意味のcopeに由来するメンタルヘルス用語。

ストレスを避けて生きて行くことができない私たちは、ストレスに対する対処の仕方や考え方を変えていくことで、上手にストレスと付き合っていくことができます。

 

  • ストレスへの対処方法は2種類

ストレスコーピングの方法は、大きく二つに分けられます。

 

①問題焦点型コーピング・・・ストレスの要因となる事柄自体に働きかけ、状況を変化させる対処方法

②情動焦点型コーピング・・・状況は変えず、自分の捉え方や感情を変化させる対処方法

 

例えば、仕事などのスケジューリングが過密なことがストレスとなっている場合、

そのスケジュールを調整することができるなら、「問題焦点型コーピング」ができます。

しかしそうもいかないことが多いでしょう。

原因そのものを動かすことができない場合は情動焦点型に切り替えて、

自分の心を客観的に観察してみることが必要となります。

  • 状況の中に良い面を探す

「何度も同じ失敗を繰り返している」という状況に置かれている人の中にも、

その状況を「成長のチャンス」と好意的に捉える人と、「自分は何をやってもうまくいかない」と自己否定のきっかけにしてしまう人が出てきます。

後者になれる人は、自分のそんな心の状態に気付いて、「好意的に捉えるにはどうしたらいいか?」と、自己否定まっしぐらの道から脱する方法を探すことで、心理状態を変えていくことができます。

最終的にすべて失敗で終わっても「いい経験だった」と思えるよう、目の前の状況の良い面を探していくのが情動焦点型です。

「ダメだ、ダメだ」と思わず、いい面を探す。

そこから少しずつ、ストレスすら楽しめるメンタルだって作っていくことができるかもしれません。

何かと忙しくなる年末を迎える前に、あなたなりの「ストレス発散」ではなく「ストレス対処」の方法を探してみてください。